百日咳(ひゃくにちぜき)の感染にご注意ください!
現在、全国的に百日咳の感染者が増加しています。
岩手県においても感染者が増加傾向にあり、今後も感染が広がる恐れがあります。
第18週 | 第19週 | 第20週 | 第21週 | 第22週 | 累計 | |
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(4月28日~5月4日) | (5月5日~11日) | (5月12日~18日) | (5月19日~25日) | (5月26日~6月1日) | ||
報告数(岩手県内) | 41 | 51 | 46 | 72 | 74 | 473 |
報告数(宮古管内) | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 5 |
更新履歴:R7.6.6 第22週(5月26日~6月1日)の報告数および累計を更新しました。
百日咳(ひゃくにちぜき)とは
●百日咳はけいれん性の咳発作が特徴で、乳児(特に新生児や乳児早期)では重症化することもあります。
●主な感染経路は咳やくしゃみによって飛んだ菌を含むしぶきを吸い込んだりすることで感染する飛沫感染と、感染者の咳などで汚染された手や物品に触れ、その手で鼻や口を触ることで感染する接触感染があります。
●潜伏期間は通常7~10日程度で、潜伏期間を経て風邪症状で始まりだんだんと咳が激しくなるカタル期(1~2週間)、連続的な短い咳のあとに、息を吸う際に笛の音のようなヒューという音が出る痙咳(けいがい)期(2~4週間)を経て、次第に咳こむ回数が減っていきますが長い場合は2か月程度咳が続く回復期と推移していきます。
●乳児は痙咳(けいがい)期に重症化することがあり、肺炎や脳症などの合併症を併発し、まれに死亡することがあります。
予防方法
百日咳ワクチンの予防接種があります。
乳幼児(定期予防接種)
・五種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ)
子どもの定期予防接種の接種費用を全額助成しています(町HP)
児童から成人(任意予防接種)
・三種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)
百日咳ワクチンの免疫効果は4~12年で次第に弱くなり、過去にワクチンを接種した人でも時間経過とともに感染することがあります。
※任意予防接種の接種費用は全額自己負担となります。直接医療機関に問い合わせの上、接種をご検討ください。
家庭における予防方法
手洗い、換気、咳エチケットなどの基本的な感染対策をしましょう。
マスクの着用が可能なお子さんやご家族は、状況に応じてマスクを着用しましょう。
ワクチンの接種履歴を母子健康手帳などで確認しましょう。
もしもの時は…
受診を迷った場合や夜間・休日の場合は「岩手県救急安心センター」(#7119)や「こども救急相談電話」(#8000)にご相談ください。