災害時の熱中症予防
災害時の熱中症予防~避難生活・片付け作業時の注意点~
熱中症は、死に至る可能性のある重篤な病気ですが、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。災害時には、慣れない環境や作業で熱中症のリスクは高くなりますので、お互いに声をかけながら、十分に注意しましょう。
熱中症を予防するためには
暑さを避けましょう
涼しい服装、日傘や帽子、また、在宅避難等の場合はクーラーの積極的な活用を。停電が長引く可能性がある場合、特に高齢者、こども、障がい者の方々は、 冷房設備が稼働している避難所への避難も検討しましょう。
のどが渇いていなくてもこまめに水分・塩分をとりましょう
暑さに関する情報を確認しましょう
身の回りの気温・湿度・暑さ指数(WBGT)(※)の確認を。 「熱中症警戒アラート」(令和3年度から全国展開)も活用を。
※「暑さ指数(WBGT)」気温・湿度・輻射(ふくしゃ)熱からなる熱中症の危険性を示す指標。
エアコンが使用できないときの熱中症対策
エアコンが使用できないときの熱中症にご注意ください!
故障時や停電時など、エアコンが使用できないとき、 熱中症リスクが高くなるため、注意しましょう。 熱中症による健康被害は、高齢者において 多発しております。
体を冷やしましょう
- 涼しい服装に着替え、風通しをよくしましょう。
- のどが乾いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。
- 濡れたタオル等を肌に当て、うちわであおぐと熱が放散されます。
- 水道が使えるようなら、水浴び等で体を冷やしましょう。
涼しいところに避難しましょう
- 車内は短時間で気温が上昇しやすいため、車内への避難は 可能な限り避けて、冷房設備が稼働している場所へ移動する ことをおすすめします。
- やむを得ず車内で過ごす場合は、たとえ短時間でも 小さな子どものみを車内に残すことは大変危険であり、絶対にやめましょう。
普段から停電時などに備えましょう
停電時は断水が起こる可能性があります。
- 飲料や非常トイレ等を備蓄しましょう。
- 熱中症予防に利用できるように、浴槽やポリタンクに 水を貯めておきましょう。
- 水をペットボトルに入れて凍らせておくと、もしものときに 飲料にも冷却にも使えて便利です。