町の概要
山田町の概要
山田町は陸中海岸のほぼ中央に位置し、山田湾と船越湾の二つの湾を擁しています。
その沖合では親潮と黒潮が交差し、世界でも有数の漁場です。豊かな漁業資源に恵まれた海産物は、殻付きカキ、イカ、アワビ、ウニ、ホタテ、ワカメ、サケなどをはじめとして、海の四季おりおりを感じる味覚に満ち満ちています。
船越半島は、壁岩・磯・赤松など海岸性原生自然の景観に優れ学術的にも価値が高く、本州に残された最後の秘境ともいわれ、昭和30年には国立公園に指定されています。
その素晴らしい景観に恵まれた三陸の大地には、有史以来忘れることができない津波が押し寄せ、大きな災害も幾度か経験し、その都度町は痛手を負いながらも再建されてきました。
歴史的には、1643年にオランダ船ブレスケンス号が山田湾に入港。水、食料、野菜を補給するために入港した船員に町の人々は温かいもてなしをしました。それがきっかけで350年を経た平成5年にオランダ王国との文化交流が始まりました。ユース年代を迎えてのサッカー交流や、オーケストラの公演など、まさにヨーロッパの香りが届けられているのです。そのような史実により山田湾内に浮かぶ島をオランダ島と命名しています。
町章・町の花、木、鳥
町章 | 町民の平和、協力、発展をそれぞれ湾、波、船としてあらわしたもの。 昭和45年11月2日制定 |
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町の花 | 【ハマナス】 海岸の砂地に生える落葉低木で、6~7月に開花し、香りがよい。最近は少なくなったが、漉磯海岸などの一部に生息している。 昭和50年10月1日制定 |
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町の木 | 【スギ】 日本特有の常緑高木で、その名は直木(すぎ)またはすくすく伸びるの意から出たといわれている。建築材料として重要で、山田にも多くの造林がある。 昭和50年10月1日制定 |
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町の鳥 | 【ウミネコ】 山田町で普通に見られるカモメ類で、その鳴き声がネコに似ている。純白な姿は典型的な浜の鳥であるが、尾の先端に5cmほどの黒い帯があり、他のカモメと見分けられる。 昭和50年10月1日制定 |
町民歌
山田町民歌(作詞:佐々木健一 作曲:木村悌郎)
昭和50年11月1日制定
- 躍る黒潮 太平洋
めぐみの海に はぐくまれ
平和なくらし たゆみなく
いま新生の 鐘がなる
躍進の町 ふるさと山田 - めぐる山々 幸みちて
豊かなみどり 風かおる
希望の暮し 限りなく
いま隆昌の 日はのぼる
躍進の町 ふるさと山田 - 歴史豊かに 人和して
未来の文化 創り出す
明るい暮し とこしえに
いま栄光の 道をゆく
躍進の町 ふるさと山田
※町民歌の楽譜について
山田町民歌の楽譜は山田町条例(第1類通規 第1章町制)に掲載されています。
山田町民歌音楽データ(声なし)をダウンロード(midiファイル:11k)
山田町民歌音楽データ(声あり)をダウンロード(WMA:2.05MB)
町の位置
極東 | 東経142°03′41″ |
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極南 | 北緯 39°23′56″ |
極西 | 東経141°44′53″ |
極北 | 北緯39°33′48″ |
役場の位置 | 東経141°56′56" 北緯39°28′03" |
面積 | 262.81平方キロメートル |
北部 | 宮古市に隣接 |
西部 | 宮古市と大槌町に隣接 |
南部 | 大槌町に隣接 |
東部 | 太平洋に面している。 |