豊間根川源流
(オソノエラ鍾乳洞の豊間根川源流)
豊間根の日当橋から上流に約10km上がるとオソノエラ沢がある。この沢の奥には、いまだにそのすべてが解明されることのない鍾乳洞がある。まさに、本町に残された数少ない秘境の一つであろう。
オソノエラ沢から脈々と流れる清流は、源流と合流する。川は大谷地、小谷地、シッピョーシ沢などの流れを集めて豊間根川となり、われわれに自然の恵みを与え続けてきた。
近年、原生林の伐採が進んでいる中、残された木の下を渓流は流れ続ける。コケむした岩、その岩肌と同じ緑色をした木々の葉は、秋には鮮やかな紅葉となり、山々を染めあげていく。落葉した葉はやがて白く降りつもる雪をたくわえ、豊かな大地をつくる源となってきた。
山に木、川に水、それはごく当たり前のように思えるが、それが失われようとしている。この山と渓流はわたしたちの財産。大切にしていかなければならない。
アクセス
豊間根日当橋から上流に約10Kmのぼったところに、その全てがまだ解明されていない鍾乳洞、樹齢150年程のブナやナラの林がある。本町に残された数少ない秘境の一つであるこの地域に豊間根川源流が流れている。
豊間根川源流まで
車
三陸鉄道リアス線豊間根駅から約40分