タブの大島
(タブの大島を含む荒神)
船越半島の南の海上に位置する通称「タブの大島」と呼ばれる船越大島。周囲2Kmの島には、暖かい黒潮の影響で亜熱帯植物のタブノキが密生している。
タブノキは、温暖な海岸地帯に自生するクスノキ科の常緑樹で春には小さな黄緑色の花が咲き、夏には来る紫色の実をつける。同島が日本における太平洋側での自生分布の北限地とされている。
また、島の東部には荒々しい親潮の波で花崗岩が削られてできた海蝕棚の千畳敷が連なり、ウミツバメ類の繁殖地としても知られている。
島に上陸することはできないが、四十八坂展望台から眺めることができる。
アクセス
船越半島の南側に浮かぶ周囲2Kmの無人島。大島に渡るための定期巡航船などはない。四十八坂展望台からの眺めがおすすめである。
四十八坂展望台まで
車
宮古から約40分、釜石から約30分
三陸鉄道
岩手船越駅下車および岩手県北バス船越駅前停留所下車徒歩30分、タクシーでは5分