赤平金剛
赤平金剛は、船越半島の霞露ヶ岳(504.2m)の中腹が、一気に海に落ち込んでできた大絶壁。高さ350m、赤褐色の岩肌が展開する迫力は圧巻で、中部陸中海岸随一の景観を誇っている。
この辺り一帯の景色は、亀ヶ鼻の黒い岩肌、赤平金剛の赤褐色の絶壁、たくさんの海食洞が連なる白い岩肌の白崎と、息をつかせぬ海岸線が続く。まさに自然がつくり上げた一級の芸術作品である。
この豪壮な自然は、野鳥の宝庫でもある。その代表的なものが、鳥の王者オジロワシとオオワシ。翼を広げると2mを越すこの鳥は、晩秋に北海道や千島、カムチャッカからきて、船越半島をねぐらに冬を越す。
この人を寄せ付けない原生林と岬、断崖があるからこそ、鳥の王者が住むにふさわしい。
この自然の鳥かご-船越半島を大事に残しておこう。本州でこの貴重な鳥を飼えるのは、わたしたちだけなのだから。
アクセス
船越半島の東側に位置する高さ350mの大絶壁で、赤褐色の岩肌が展開する迫力は圧巻で、陸中海岸随一の景観を誇っている。人を寄せ付けない自然がつくりあげたこの芸術作品は釣船から体感してみよう。